『ハケンアニメ! / 辻村深月』

『ハケンアニメ! / 辻村深月』は2015年本屋大賞で3位に選ばれた本です。

本屋大賞に選ばれた本の中から何冊か読みたいと思う作品を選び、その中でも1番読みやすそうなこの本から手始めに読みました。

この本はどのような内容かといいますと、

内容紹介

監督が消えた! ?
伝説の天才アニメ監督・王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。
プロデューサーの有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。
同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と次々にヒットを飛ばすプロデューサー・行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。
ハケンをとるのは、はたしてどっち?
そこに絡むのはネットで話題のアニメーター・並澤和奈、聖地巡礼で観光の活性化を期待する公務員・宗森周平……。
ふたつの番組を巡り、誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び新たな事件を起こす!
熱血お仕事小説。

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ハケンとは何か?

内容紹介にも書いてありますが、詳しくは本を読んで下さい。

物語は3編あり、最後のまとめに短編が1つ。

それぞれがアニメ制作に関わる仕事をしている女性が主人公になっています。

第一章は天才アニメ監督と組んで仕事をするプロデューサーの話です。

関係各社には既に打ち合わせ済みで、各々が仕事を始めた状況で監督失踪、そして、それをまだ社内の限られた人間にしか話しておらず、関係各社に伝えたいが伝えることができずにずるずると時間だけが過ぎていく…

冒頭から超厳しいスタートを切ります、読んでいるこちらも胃がキリキリしそうな嫌な展開です(笑)

読むの止めようかなと思いましたが、ここから転げ落ちていくような展開の作品ではないと、何となく分かっていたので読み進めました。
本の表紙の絵柄から、ライトノベル的な感じだろうと思ってましたので。

結末は書けませんが、転落人生やどろどろした物語ではありません。

どの業界も大変ですね… という感想です。

特に、好きなことを仕事にすることはいろいろと大変そうです。

第二章は、第一章で制作していたアニメと同時期に放映する別のアニメを制作している、ライバル?のアニメ監督とプロデューサーの物語。

今度は、女性監督が主人公です。

自分の仕事を一生懸命にこなすだけではなくて、仕事に関わる人との付き合いも大事ですよねー。という物語。

第三章は、アニメの聖地巡礼が絡んだ内容で、地方で働くオタクなアニメーターの女性とその土地での聖地巡礼イベントの仕事を任せられた地元の公務員の物語。

ベタにコミカルでテンポが良く、最後らしく盛り上がりのある展開でした。

リア充に対する解釈の仕方がちょっと面白い解釈の仕方だったのが印象に残っています。

全体の印象としては、文章は読みやすく、悩みごとや問題解決もさらりと解消。という感じでした。

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