とっぴんぱらりの風太郎 / 万城目学

いや〜、面白かったです。

続きが気になって気になって、途中で本を閉じるのにとても苦労しました。

あらすじ

天下は豊臣から徳川へ──。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎(ぷうたろう)。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へと転がっていく。 やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。だましだまされ、 斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは──。

とっぴんぱらりの風太郎 特設サイト

この本は2014年度本屋大賞第5位に選ばれた本です。

著者の万城目学は、鴨田川ホルモーやプリンセス・トヨトミ、偉大なる、しゅららぼんなどなど、有名な作品を世に出し続けている人気作家です。

主人公の風太郎は伊賀の里でも落ちこぼれの忍者で、特技といえば長く息を止めていられる肺活量を持っているだけで、それ以外に秀でるものがなく、雇い主である殿の機嫌を激しく損ねて死んだものとして伊賀の里を追い出されます。

追い出される際に餞別を受け取ることができたので、しばらくの間、ボロ屋でだらだらと目的もなく毎日を過ごします。
忍者といっても雇い主がいないのでただのニート、まーだらだらと暮らしています、金が無いだろうからと仕事の面倒を見てもらっても、その場では面倒くさそうに断り、食うにも困るほど金のない生活を送っているので結局は仕事を貰い行ったり、仲間の口車や目先の欲に負けて騙されっぱなしです。

頼みごとは断れず言い包められやすい性格と、どこにも属さないのフリーの忍者、しかも落ちこぼれとはいえ元伊賀の者というブランド付き、面倒事に巻き込まれないわけはないですよね(笑)

もののけからも面倒事に巻き込まれ、果ては豊臣徳川のどちら側からも面倒毎に巻き込まれる始末です。

伊賀の里を追い出され、日銭稼ぎをして暮らしていたニート忍者があれよあれよという間に大事件に巻き込まれてゆき、最後は大阪夏の陣のど真ん中でとんでもない事をしでかします!!

いや〜、面白かったです。

もう1回読もう。

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